■遡行日記   9月3日(晴)
むかし道はこれで3回目....多摩川遡行の意味からすれば、ほとんど”消化試合”に等しい.
詳しくはココを見て下さい!でも良かったが、なんだか収まりが付かないのと、前日、川井キャンプ場で山岳部の懇親会があり丁度良い
機会だったので....ほとんど4ヶ月振り!の「多摩川遡行」に復帰.

氷川神社の入口にある「東京で一番高い三本杉」の根本に挿しておいたマーカ−は、黒ずんで川崎から付けて来た日にちの書き込みは
殆んど消えていた.
青梅街道を少し歩いて”むかし道”入口の看板から右折し、すぐ石尾根への分岐から左に曲がって「むかし道」へ入る.
羽黒坂の急坂を登り切ると、あとは淡々とした山道.
小中沢の”不動の上滝”をちょっと眺めに行ってから、白髭神社、弁慶の腕ぬき岩、etc...昔の面影が一杯残る平坦な道を行く.
時間が早いせいか、学生風の登山者1名に会っただけで、休日と云うのに静か.
道所吊橋付近から見下ろす多摩川は少し濁っていた.

”消化試合”に相応しく”なんとなくドンドン歩いて”道が大きく逆コの字に曲がった地点まで来ると、前回ムリムリ入った”迂回路標識”.
今回はおとなしく迂回路を行くと、西久保トンネルを出た青い大きな橋を渡ってすぐ、青梅街道への急坂になる.
ここを上がると中山トンネルのバス停.
中山トンネル入口の右に指導標があり、急坂を上って回り込むと、昔、小河内ダムを作った時使われた鉄道トンネルの入口に出た.

長いトンネルは照明があるものの暗く途中で曲がっている上、鉄道の線路も残っており、天井からザァザァ−と漏水もあったりしたが、
実に上手く迂回路を作ったもので、トンネルの出口は小河内ダムの”吐水路”が真正面に見える青梅街道の真上だった.
ここから急な山道を上がって行くと行き止まり標識のあるむかし道の分岐に出て、そこから暫くで水根部落.
やっと小河内ダムが遠望出来た.
水根部落を横切って水根沢林道に下り、小河内ダムに登り返して終了.

ここまで、なんとなく休みも取らず1ピッチ(2時間半)で来たので、奥多摩湖を眺めながらゆっくり川井駅で買って来たパンでも
食べようと思ったら、奥多摩駅行きのバスが10分後に出て、そのあとは1時間待ち!.
焦ってマーカ−を湖畔の草叢に挿しマーキング、11時07分のバスで奥多摩駅に戻った.

次回も”消化試合”に等しく、奥多摩湖の湖岸を歩く事になると思うと....少し気が重い.

■遡行記録
 8:30  ・奥多摩駅
  :32 
・三本杉
  :35 
1・むかし道入口
  :45  ・さいかち木
 9:05 
・不動の上滝
  :15 
・白髭神社
  :18  ・弁慶の腕ぬき岩
  :30 
・しだくら吊橋
  :35  ・馬の水飲み場
  :40 
・中山部落
  :42  ・道所吊橋

  :53 ・迂回路分岐
  :55  ・西久保トンネル
10:00  ・青梅街道
        中山バス停
  :05 
・鉄道トンネル
  :20  ・迂回路の三叉路
  :35  ・水根部落
  :50 
・青梅街道/
        むかし道分岐
  :55 
・小河内ダム
11:25  ・奥多摩駅

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06.09.03
7.奥多摩駅〜小河内ダム(むかし道)

山の日記