設計屋の時代
仕事も”山”も
設計屋の時代は仕事も多忙でしたが、山岳部の
仲間との山行で、忙しかった頃でもありました.

まだ、土曜日が”半ドン”の時代ですから、
午後からの半日が大変有効に使えたのです.

いつも、会社から直接行ける様ザックを背負った
山行きの姿で出社します.
会社が終わって一度アパートへ帰ってから出発
したのでは時間が無いからですが、山姿で出社
するのは少し気がひけるので、この時ばかりは
早朝出勤です.
しかし、服装だけは隠し様がありません.
自分なりに、職場は神聖なもの!と云う観念が
あり、遊びを職場に持ち込んでは職場の仲間に
失礼と、暑い時も上・下の作業着を着たりして、
結構、苦労しました.
こんな時製造部へ行くと、そこの N島係長 は
山岳部の先輩だったので、
    「F井、今度は何処を登るんじゃ!」
と、気が楽でした.

北/南アルプスへ行く時は、乗る列車の時間をギリギリに設定しているので、終業のチャイムが
鳴る頃にはロッカーに居て、鳴ると同時に着替え、職場の連中が部屋を出て来る頃には、会社の
門の所で仲間と集合しなくてはなりません.

回りの人は、それなりに理解してくれていた様でしたが?.....

入社して3年目には年間30日、最盛期には70日程山へ入っていたので、休暇は全て消化し
翌年への繰越しは、1日もありませんでした.
入社6年目の”剣岳”夏山合宿では、合宿後に後立山の烏帽子岳まで縦走したので、夏休みを
含めての合計10日間、会社を留守にした事もあります.

しかし、山に打ち込んでいた頃の方が、仕事もしっかりやっていた様に思います.
(自分では!)
春山合宿(谷川岳・芝倉沢にて)
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