06.10.05
東京航空交通管制部
えっせい
根っから、”飛行機に乗るのは嫌い!”であるが、
飛行機そのモノは好きなタチなので....
埼玉県所沢の”東京航空交通管制部”を見学した.
重要施設だから、そう簡単に見学する事は無理.
今回はラッキ−だった...
(国土交通省管轄.以下、”東京管制部”と略す!)
国内の空域は5つに分けられていて、それを4箇所
の管制部で管制しているらしいが、その中で、最も
取扱い機数の多いのがこの管制部だそうで、
平成17年度の各管制部の取扱い機数は、
・東京管制部 1、118、014
・福岡 〃 709、490
・那覇 〃 346、256
・札幌 〃 261、175
これからすると、東京管制部では、なんと1日に
約3、000機の航空機を管制している事になる!.
これらを、東京管制部所属の管制官300名で、
24時間365日、交替勤務で対応しているそうである.
⇒ ヨ−、やるねぇ〜!.
まさか管制室には入れないから、別室でこの時間(AM:11時頃)の羽田付近の管制画面を
見せて頂いたが、飛行機で一杯!...素人が見たら、衝突しそう.
⇒ 三鷹の電子航法研究所で見た同種画面とは、現実感があって迫力が違う!.
しかし、これでもここで管制している”計器飛行方式(IFR)”の飛行機だけだそうだから、これに
有視界飛行方式(VFR)の飛行機を加えたら、一体、空には何機浮かんでいるのか?.
今は、レーダーで機影を見ながら管制するのではなく、レーダー波を当てると、フライトプランに
基づいて、それぞれの飛行機に付けられた識別No.で応答が来て/”レスポンダ−”とか
云ったか?、管制画面には、1機づつの飛行情報が表示されるしくみになっているそうで、
飛行方向や高度なんかが数字で出て来るから、昔と違って随分楽にはなった様.
これだけ飛行機が多くなると、とても昔の様なシステムでは対応出来なくなっているのだろう...
これらのシステムがダウンしたら大変な事になるので、各地のレーダーサイトや情報システムなどを
一括監視する”システム統制室”が設けられており、ここも24時間365日で常時監視を行っていた.
東京管制部の皆様!、ご苦労様です.
<おまけ>
管制部を見学した帰り、性懲りも無く近くの”所沢航空発祥記念館”に寄りました.
実家が明野の陸上自衛隊に近かった事もあり、子供の頃、遠足で行って見た”赤トンボ”や”バートル”
などの懐かしい飛行機が一杯ありました...

東京管制部の一部分