多摩川の源流は、山梨/埼玉の県境にある標高1953mの”笠取山”直下(山梨県側)にあり、ここから延々138Km流れて東京湾に
そそぐ.源流一帯は”水干(みずひ)”と呼ばれて、水神社が祭られている.
山梨県にあるとは云え、多摩川水系は東京都の大事な水源であるため、”東京都水道局”の管理になっており、懇切丁寧な標識や
看板が至る所にあるので、地図無しでも歩けるし、”いわれ”は全部それらに書いてある.”多摩川水系”、”源流のみち”、etc .
また水源地帯なので、そこら辺で勝手に”キジ”でも撃たれると堪らないから、要所 々 に立派なトイレが設置されている.

7月の初め、山仲間のS島、T下と、笠取山〜水干へ行った

さすがに”水干”だけあって、いままで見た事
の無い風景
(写真の矢印の先の、マークを
クリックすると、拡大写真あり!)


 >早く、源流の最初の水滴を見ようぜ〜!

しかし..いくら待っても、看板にあった岩穴の
中からの”多摩川のひとしずく”が出ない!.
 >..ん、俺は運がワルイのか!.
出ソ−で出ナイのは・・・・・と、頭の中で唱え
ながら、しっこく待って見たが、やはり出ない.
以前ここに来た事のある2人は、
 >そらそら、ポタリと来たでしょうが!...
と云うが、やっぱりポタリが来ない.
ここまで来て、なんだか欲求不満がつのる!.
暫く待ったが、遂に”ま、いっか”で”ひとしずく”
を諦め、水干近くのベンチに座って昼飯を喰って
いたら、すぐ先の標識に.....
多摩川の最初の流れが見られます”の文字
が!(東京都水道局さん、ありがと−).

昼飯もそこそこに3人で行って見ると....
あった、ありました!多摩川の源流が!!
透明で清らかな流れが、トウトウと岩の間から
湧き出しておりました!.
”源流”って云うのは、やっぱりコ−でなくちゃ.

そこの水をたらふく飲んだ後、各自、飲み残し
のペットボトルを綺麗に洗って一杯に詰め、”コレが源流の水じゃ!”と、勇んで”お持ち帰り”する事になったが...

   S島 :持って帰っても、”それがドーちたの?”って云われると思うな−.
   T下 :結局、ここに来た人しか、この味は分からないんですよねぇ〜.
   F井 :俺んちなんか、多分、”あっ、そう”で終わるだろうな−.


後の二人は知りませんが、私の場合は....その通りでした.

”多摩川”の源流

山の日記
かなり上に、水神社
石碑
源頭部分
岩穴
”水干”付近の全景
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05.07.09