05.12.24
同期の仲間と奥多摩の「むかし道」を歩いた時、渋柿が、誰にも
取られず鈴なりに生っている所を通りました.
逆光で、虹の雨が出てしまってマス!).

「渋柿だから、猿も取らないんだな〜」と誰かが云い、そこから
話が、”奥多摩には、猿だけじゃなく鹿も居るぞ!”.”いや、
イノシシも、熊も!”.
仲間達は、”熊の肉はどんな味がするんじゃろ”と話が発展して
いきましたが、自分は”あの柿、吊るし柿にしたら旨ぇだろうな〜”
と、頭の中には渋柿⇒吊るし柿化の構図が出来上がってました.
しかし、ガキの頃からのトラウマで”柿は取っちゃあならねぇ!”.
未練が残りつつも、その頃すでに”クマ鍋”まで進んでいた仲間
の後を追いました....

山から帰り、吊るし柿の事も忘れかけていた頃、自宅近くの
千葉県農産物直売所で、作られたばかりの”吊るし柿”を発見!.
おっと、これは、これは!.

  >   おじさん!、これいくら!?.
  >> あっ!、そッ、それは売り物じゃないんスよ.
      遊びで作って、飾ってるだけなんスよ.
  >  でも、ほかにも一杯”吊るし柿”が飾ってあるじゃないの.
      いいから、売りなよ!.
  >> う〜ん、でも、売り物じゃないからな〜.
      ....渋柿だけに、店主も”渋る!”.

今どき”買いたい”と云ってるのに”売らない”とは、(自分と違って)店主もヒジョ−に生真面目な性格.
( ....会社の同僚だった”K村”によく似ている?).
”売れ!”、”売れない!”の押し問答をしばらく続けていると、見るに見かねたのか、傍で聞いていた
品の良いオバァ様が.....

  >  売ってヤンなよ. また作ればいいじゃん!.

この一言が効いて店主も折れ(やっぱり、女性は強えぇ〜)、首尾よく購入したのが写真の”吊るし柿”デス.
柿は千葉:中村の渋柿とかで、店主の製造工数はおまけしてくれ、買値:250¥(安いぃ〜).

なんとも云えない、いい色をした柿でした.
しばらくは軒下にぶら下げ、あの奥多摩の寒村の風情を楽しんでから...喰っちゃお!.


                                     
■完成した”干し柿”(06.02.10).
                                      右端の1個は試食済み、大変美味!でした.

二代目か?
”吊るし柿”のこと
えっせい
購入した”吊るし柿”
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