昨夜は、旧御坂峠の分岐から三ッ峠への林道に入り、登山口
の少し手前、西川林道との分岐にテントを張って泊まった.
同行のS島も自分も、ン十年振りの三ッ峠.
登山口には立派なトイレが完備されており、夜はこうこうと
電灯が点いて昔の面影は少しも無い.

5:45、相変わらず重さの得られないザックを背負って、
のんびりと登山口を後にする....が、やっぱり途中から
ガツガツ登って、結局、1時間で木無山に着く.
今まで”毛無山”と呼んでいたのが、本当は”木無山”が
正解だった事を初めて知る(...今頃!?).
確か頂上は草原だった記憶がある(...だから、毛無山!).
しかし、今は全面、唐松の森に覆われていて、ここでも
昔の面影は少しも無い.
楽しみにしていた富士山は、霞んではいるものの山影だけは
はっきり見えるので、気を良くして大休止.

木無山、開運山、御巣鷹山の三山を指して三ッ峠山と云う
(今まで三ッ峠と云っていたのは、この内の開運山の事らしい
 ....今頃!?).

ここへ来る時は屏風岩での岩登りトレーニングが目的だったので、頂上へ登る意識は薄かったし
登山口も、御坂峠と反対側の、”ダルマ石”からだった....

三ッ峠(開運山)頂上着 7:10

一応、写真を撮って頂上付近の柵の鎖を跨ぎ、”天狗の踊り場”へ下る.
途中、ちょっとした岩場のトラバースがあり、S島にはそこで待って貰って一人で踊り場へ下りた.
”天狗の踊り場”にある”脩(オサム)ハーケン”を見る事が今回の目的の一つだったが、御影石に
埋め込まれたでかい”脩ハーケン”は、昔と少しも変わらずそこにあった.
写真を撮ってS島の所へ戻り、その付近にある”お墓”をちょっと見てから、頂上へ戻る.
頂上からガタガタと下って、屏風岩の基部の登山道を通り、右フェースの一般ルートの下へ回った.
第一バンドへの一般ルートは、昔と変わらず人の手や山靴で削られどの岩角も白く、丸くなっている.
「岩登り講習会」が開かれているためか、登山道に転がっている岩には練習に打ったらしいボルト
やたらに埋め込んであった.
一般ルートの先の角を回って、草溝ルート、地蔵ルート、観音ルートなどを見に行く.
ま、今ではちょっと登れそうも無いな〜と、二人で会話.

9:10 もと来た道を木無山へ戻り、富士山と三ッ峠に別れを告げて御坂峠の登山口へ下った.
     途中、登山道を登ってきたキャタピラ車と人を乗せたジープに会う.
9:40 登山口 着.

久し振りに三ッ峠へ来られて、良かった....
05.07.22
冬の足拍子岳(1月)

三ッ峠山

山の日記
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