沢登りの後には、”藪漕ぎ”というアルバイトが待っている.

今までで最高の”藪漕ぎ”は、S島と奥多摩の鷹ノ巣沢を
攀った後に出会った”ヤブコギ”.


順調だった沢登りを終えたところで、背丈程の根曲がり竹が
びっしり生えた急斜面を登るはめになった.
藪の中へもぐると、20cmぐらいの厚さに、枯れた笹が積もって
おり、いがらっぽいホコリが舞い上がる.
体中、ホコリだらけになって木に登り、方向を見定めてから再び
藪の中へ.
なかなか進まないので、とうとうS島が木の枝で輪カンを作り、
笹の上に上ろうとしたが、ザックの重みであえなく、藪へ逆戻り!.

2時間ほど、2人で藪の中をもがき回ったが、ふと見ると、先程
登ってきた沢が目の下にあるのを見て遂に諦め、もと来た沢に
戻って、林道を下った.

藪漕ぎ

えっせい
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