新人３人を連れて、一般ルートの別山尾根から
　　　　　　　　　　　　剣岳へ登った時のこと．

真砂沢にベースを張っていたので、下山ルートは、
　　＞昨日も下りたから、まぁ、行けるだろう．．．
と、長次郎谷にした．
ここは、ビッシリと雪渓が詰まっていて、上部は急斜面．

いろいろやってみたが、結局、新人には無理と判明．
一緒に行ったＫ木とザイルフイックスする羽目になる．

ザイル２本を繋ぎ合わせ、１ピッチ８０ｍ．
雪が固いので、ビレー点は各自のピッケルをハンマ−で叩き込み、
カラビナを付けてフイックス．
ガスっていて小雨模様の中を、寒さに震えながら９ピッチかけて、
”熊の岩”下部の安全地帯まで下ろした．

長次郎のコルから熊の岩まで．．．．．実地測量を完了！．

おかげで、この合宿用に新調したピッケル”シモン・スーパーＥ”は、
ハンマ−の打撃で頭部がガタガタになった．

長次郎谷の実地測量

”長次郎谷の喉”付近