09.9.4
日の出山/点の記
えっせい
同期の仲間達と「関東ふれあいの道E」で、
日の出山を通過した時...
頂上の三角点標石の上に頑丈な三角櫓を建て、
作業されている方に出合った.
何にでも興味を持つ仲間の一人が話し掛けると、
国土地理院から委嘱され”三角点の再測定”を
されている測量技師の方で、(作業の邪魔をしつつ)
その様子を見せて頂いた.
*日本では年間数センチのじかく変動がある所もあり、
正確な位置が必要なため、4〜5年毎に測定されるらしい!.
三角櫓の傍に、携帯型GPSが置いてあったので、
> これで、位置を測られるんですか?.
と聞くと...トンデモナイと云う様に、
> いや、これです!.
櫓の上に設置された、直径40pもある円盤型のGPS受信
アンテナと、それにケーブルで接続された重そうな器材.
*精度:1Cm以内とか...プロは、さすがに違うわ!.
三角点標石の頭の、+表示の真上にアンテナの中心を
もって来なくてはならないので、水準器で水平を取り、
結構手間の掛かる作業.重い器材も担ぎ上げなくては
ならんし..それを一人でこなされていた.
丁度、新田次郎さんの小説:剱岳・点の記が映画化されて
いるので、その話をすると...
> ここの”点の記”はコレですよ.
と、”実物”を見せて頂いた!.
A4の紙に印刷された”日の出山・三等三角点の記録”(表題はこんなだったか?)
には、日の出山の位置情報から始まるデータがビッシリ!..
三等三角点は、約4Km間隔で、全国に32、000箇所あるとか.
仕事とは云え、我々の知らない所で行われている地道な作業には
頭が下がる...
GPS受信アンテナ
↓
何にでも興味のある人!
測量技師の方、
お邪魔しました!