06.03.09

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星の世界には”ロマン”がある....

ン十光年という途方もない距離を、ごく普通の事として
語られる天文学とは、一体、どういう世界なのか!?.
それを期待しつつ、”ガイド付き見学会”で国立天文台へ.

国立天文台へはJR中央線・三鷹駅からバスが出ている.
見せて頂いたのは一般見学コースだったが、天文台職員の
方の説明付で、興味深い話しが一杯聞けた.
.....詳細は紙面の都合で割愛!......

第一赤道儀室(20cm望遠鏡)
 おなじみのドーム形をした塔で、大正10年建造.
 国の有形文化財に指定されている.
 ここで太陽の黒点観測スケッチが行われていたとの事.

■太陽系ウォーキング...右図のA点
 小学校で習った”太陽から始まる、水、金、地、火、木、
 土、天、海、冥王星”までの太陽系の星が、それぞれの
 距離と大きさ(実際のン十万分ノ1?の縮尺)の説明盤で
 並んでいて、最後の冥王星は大赤道儀室の近くだった.
 ここでの説明が一番面白かった....詳細は省く.

大赤道儀室(65cm望遠鏡)
 大正15年に建造された内張りが木製の大きな塔で、今は観測が
 中止され、天文台の歴史館になっていた.
 (カールツァイス製の望遠鏡はそのまま鎮座していた)

アインシュタイン塔(太陽分光写真儀室)
 塔全体が望遠鏡になっていて、L字形に曲がった
地下室の中で、
 太陽光のスペクトル観測をしていたとの事.
 建物は老朽化し外からしか見学出来ないが、由緒ある作りらしい.

■展示室

 ハワイ島マウナケア山の山頂に設置されている世界で最も大きな
 望遠鏡の一つ”スバル望遠鏡”や、八ヶ岳の麓、野辺山にある
 電波観測所などの模型(動く!)が展示されていた.
 野辺山の45m電波観測用アンテナは、その上を歩く時、表面を
 傷付けない様特殊な形状の作業用靴が使用されており、忍者靴と
 呼ばれているらしい.
 また、直径8.2mもあるスバル望遠鏡の1枚鏡の表面は、非常に
 滑らかで、その表面を関東平野に広げると新聞紙1枚分の凸凹しか
 ないそうである.

今回は星の世界の話しが少なかったので、ここで2回/月開かれて
いるという”観望会”に出て、星の話しを聞きたいものだ....
二代目か?

国立天文台

えっせい