二代目か?

海洋研究開発機構

えっせい
ダイバ−や潜水技師が潜れるのは、通常、数十メートルと
思うが、一体その下はどうなってるんだろう....

と、素朴な疑問のもとに出かけたのが「海洋研究開発機構
(略称:JAMSTEC)」なる、独立行政法人.
親切な所長さんとガイドさんに懇切丁寧なご案内+ご説明を
頂き、痛み入りました.

まずはビデオで深海生物を!.
ま、何とも形容できない奇怪なクラゲ、魚などの軟体生物の
オンパレードで、とてもじゃ無いがこえぇ−ところである事が
よぉ〜く分かりました(写真でお見せ出来ないのが残念ですが、
小心者の私としては夢に出て来ると恐いので!).
で、いそいそと次へ....

次いで案内頂いたのが”しんかい2000”なる有人潜水調査船.
今は次機種が稼動しているので、陸に上がって、実物が展示
されておりました.
丸い”耐圧殻”の中に3人を乗せて深海2000mまで潜行可能とか.
狭い内部には器材が一杯で、外を覗く窓が3つ開いているだけ.
乗員はここから2000mの深海を覗く事が出来るそうですが、閉所恐怖症
の方には、とても我慢が出来ない代物!.
ちなみに”オシッコ”は、各自が携帯トイレ持参で(女性も!).
なにしろ、潜水時間:8時間だそうですから.

次は「高圧実験水槽」.
丸っこい井戸の様な実験水槽を覗くと、遥か下に水が湛えられておりました.
この中に実験物を入れて水圧を掛けるそうですが、フタからしてマンホールの
百倍ぐらいはある厚さ.
水深6500mでは、1立方センチメートルに1tonの水圧が掛るそうですが、
そー云われても実感が湧かない!.
さすがに説明頂いた所長さん、ちゃんと「これがソレです!」と示して下さった
のが”カップヌードル”の容器.
「ん!、こんな小型のカップヌードル売ってたっけ!?」
それが、深海6500mに持っていった容器でした!.

驚いている内に、現在稼働中の「しんかい6500」有人潜水調査船の実物大模型へ.
今度は、水深6500mまで潜水可能だそうで、大きさは、しんかい2000と変わらない分、耐圧殻が数倍の厚みとか.
耐圧殻に入れて頂くとその狭い事!.
乗員3人は、椅子も無い相変わらず計器がぎっしり詰まった狭い床に座り込んで操縦、観察するとの事でした.

昔、沖縄へ通っていた頃、底が透明で海底の見えるグラスボートに乗った事があり、これが浅いさんご礁の上を
走っている時は泳ぎ回る魚の姿を気分良く眺めていられたが、突然リーフを抜けた瞬間、何処までも青くて底の
見えない海の深さに思わず○○が縮み上がった想い出が蘇えり、”あれの数百倍の深海へ潜行して行く科学者の
勇気と探究心”に....ホトホト感心して帰りました.

水深6500mになると、”カップヌードル”の容器も
こうなる!.
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