二代目か?

”能ある鷹は、爪を隠す”

えっせい
某月某日.

私のサービスセンタ−時代、一緒だった
T橋さんから、上野の「東京都美術館」で
開催される絵画展にご自分の
絵を出品される案内状を頂いた.

サービスセンター時代のT橋さんは、
営業マンというより営業SEがぴったりの
技術屋さんで、何故か気が合い良く一緒に
出張もさせて頂いた.
古巣の大宮に戻られてからも営業SEを
されていたので、営業推進で伺う度、色々
教えて頂いた.

T橋さんの絵も拝見したかったし、しばらく
お会いしていなかったので出掛けた.
数ある絵に見とれ、T橋さんの名前を見過
ごしてしまったので、今度は「作者」の名前
に注意して廻っていると、画家らしい年配の
方に引率された一団が1枚の絵に群がって
おり.....それがT橋さんの絵だった.

「氏神への道」と題されたT橋さんの絵
の前で、その画家が、生徒らしい人達に..

> この絵は、階段がこちらから向うへと、
  実に色合い良く描かれていて、素晴ら
  しいですよ.
  道を真ん中にして、左右のシンメトりィが
  また良く描けている.....

何とはなしに自分も嬉しくなって、傍で話を
聞いていた.
その一団が去って、改めてT橋さんの絵を
じっくり拝見すると、素人の私でさえ絵の
良さの分かる作品だった.
絵の話なんて、一緒に仕事させて頂いて
いた時には全く出なかったが.....

ご本人にはお会い出来ず残念ながら、実に
充実した一日だった.



絵画展は、当初、上野の「東京都美術館」で
開催されていたが、今は、六本木の「国立
新美術館」になって続いている.
毎年、招待状を頂くのを楽しみにしている.

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2004.吉日