06.06.02
二代目か?
港湾空港技術研究所
えっせい
「港湾空港技術研究所(HP:ココ)」のお仕事を一言で言うと、
■日本の、海岸線に関するあらゆる研究!
これだけではイメージが湧かないので、見学ツァ−に参加.
場所は、京急・久里浜駅からバスで10分位の海岸沿いで、
夏/秋には、一般公開されているらしい.
正門から対岸を見ると....や−、懐かしい!.
アレは、昔、サービスのお仕事でよく伺った、○電・横須賀火力
さんでは!..今は関係ないけど、あそこには○橋天皇様がいらっしゃったね〜.
本館のプレゼンテーションルームに案内され、研究所の概要を
ビデオで拝見させて頂く.
独立行政法人で、予算の半分位は国の補助金で賄われている
みたいだが、この種の”直接的に利益が得られない長期的な
研究”は、民間じゃ無理があるのかも.
さて、待望の施設見学は下記の4ヶ所でした...
■三次元水中振動台
でっかいプールの底に丸い振動台があり、その上に実験物を
載せて水中で振動を与え、影響を調べる装置で、丁度見学時は
実験対象の構造物を3名の職員の方がセット中.
動く所は見られなかったが、セッティングに数ヶ月掛けても、
実験そのものはア−という間に終わってしまうらしい...
■油回収実海域再現水槽
案内の女性職員が船のエンジンに使っている「A重油」を見せて
くれたが、これが海難事故などで海に流れると固化し、まことに
始末に負えないシロモノになるそうで....
ここで開発した「油回収装置」は実用化され、活躍中との事.
隣のプ−ルには水中作業用の重機?が置いてあった.
■人工干潟
東京湾の干潟は、現在わずか3ヶ所になっちまっているらしい.
干潟は小動物や水鳥の宝庫で、海水浄化に大変寄与している
という事だが...
三つのプールに夫々状況の異なる環境を作り出し、ン十年単位
での変化を調べている....こんな事は民間じゃ、やれないわね〜.
■大規模波動地盤総合水路
ここは最近NHKで、「津波の威力実験」の紹介があった所.
水路自体は思ったより狭かったが、ここで「風波」や「津波」を
発生させて、堤防などへの影響のシュミレーションを行うらしい.
残念ながら津波は起こして貰えなかったが...
研究所のHPで”施設案内”を見ると、”人口波の動画”が出ていた...すげぇ!!.
■三次元水中振動台
丸い振動テーブルが上下、左右に振動する..
最大変位:±30Cm 加速度:±2g
■油回収実海域再現水路
案内の女性が
ビーカに入った「A重油」を
見せてくれた....
水槽の隣にあった「水中作業用の重機」
■人工干潟
三つの人工干潟は、夫々環境が異なり...
手前:潮の満ち干きがあるもの
真中:潮が流れているもの
奥 :人工的な環境を作ったもの
水槽の横には、生物の
生長が観察できる
窓がついている...
■大規模波動地盤総合水路
この奥から
波が来て!!
こっちが終点!!
これで、
世界最大の波
3.5m
が作れるらしい!
長 :184m
幅 :3.5m
深さ:12m.