09.3.26
関電トンネル
えっせい
3/21、22の二夜連続で放映
されたTVドラマ「黒部の太陽」.
香取慎吾がトンネル工事の親方、
中村敦夫、田中邦衛、柳葉敏郎、
泉ピン子などが、しっかりと主役の
香取を支え、人間くさいドラマに
仕上がっていた.
昔見たユ−ちゃん主演の映画より
印象に残るドラマだった...
ここで何度も出て来た、雪の
後立山の稜線に触発され、古い
五万分の一の地図を出してみた.
辿った稜線を赤鉛筆で忠実に
トレースした懐かしい地図を見る
度、古い記憶が蘇えってくる.
関電トンネルの入口、扇沢には
6回程行ったが、いつも山の方
に目がいき、トンネル自体は
余り関心も無かった.
それより、春山合宿で初めて
扇沢から見た、2600m級の
赤沢岳〜針の木岳の稜線、
立ちはだかる真っ白な雪の
壁が、今でも記憶に残る.
関電トンネルのトロリ−バスには、春の合宿最終日に針の木の大沢を下降した雪焼けの
汚い姿で黒部ダムの見学に行った時と、夏の剣合宿で黒部ダムの底から内蔵助平経由
ハシゴ段乗っ越しを越えた時に乗った.
ドラマで出てきた”大破粋帯”は赤い表示灯で示されていて車内放送もあったが、アッと
云う間に通り過ぎた様な気がする.
実際は、凄まじい難工事だったんだな〜.
ノンフィクション作家:吉村昭の”高熱隋道(160℃を越える高熱トンネル掘削や、大規模な表層雪崩で作業員
宿舎が流され100名以上の死者を出した黒部第3発電所建設)”や、NHK”挑戦者たち(関電トンネルが完成する
までの資材輸送で、雪の立山・一ノ越しをブルトーザ−で越え、黒四ダム予定地に越冬して迎え掘りをした)”など、
黒部には、人間の限界を超えたドラマがある.
黒
部
湖
黒四ダム
関電トンネル
扇沢
トンネル入口
岩小屋沢岳
鳴沢岳
赤沢岳
スバリ岳
針の木岳
新
越
乗
越
内蔵助平へ
黒
部
川
蓮華岳