二代目か?
一ノ倉を見て来た
山の日記
05.10.25
11.09.06
12.05.12
■懐かしの一ノ倉...’05.10.25
天神平へ行くロープウェイが架け替えられ、古い駅舎を
壊すクレーンの喧騒を過ぎると、登山センタ−の看板や
道標も昔のままで、紅葉の時期を迎えたこの時期は、
山の赤や黄色の木々がひときわ鮮やか.
マチガ沢の出合いまで来ると霧雨が降ってきて、谷川の
稜線はガスが掛かり、わずかに西黒尾根のスカイライン
だけが見えた.
一ノ倉沢の出合いまでは舗装された車道が続いている
ので、歩いている人や紅葉見物の車が行き来しており、
静まりかえった山とは対照的な風情.
上部にシンセンの岩峰を持つ東尾根の末端を回り切ると、
ようやく一ノ倉沢が見えてくる.
仰ぎ見る一ノ倉の岩壁は、当たり前だが昔と少しも変わ
らず、荒々しい岩肌を見せていた.
水量の少ないこの時期でも残る本谷雪渓と滝沢下部、
衝立岩へ続くラクダの背中の様な形のテールリッジと、
圧倒的なハング帯を持つ衝立岩、コップ状岩壁.
そしてU松が、昭和45年3月15日積雪期単独登攀中に
墜落し帰らぬ人となった、南稜のスカイライン.
この時期の谷川岳にふさわしく国境稜線はガスが下りて
きてかすんでいるが、一ノ倉沢の全貌が良く見え、
ここまで来た甲斐があった.
■6年ぶりの一ノ倉...’11.09.06
天神平で”星の鑑賞会”があり勇躍出掛けてみたが、台風12号が前日やっと日本海に抜けたばかりで
夜間のロープウェイ運行が中止となり ⇒ ”星”も中止!.
で...翌日は予定通り、時おり雨の降る旧道を幽の沢まで.
台風明けの為、歩く人も少なく静か.
でも...相変わらず国境稜線は見えず...谷川岳のお天気はこんなモンだよね〜、いつも!.
一ノ倉沢
土合駅 一の倉 避難小屋
どっかの山岳会が炊事中だった. 大雨の後で、滝沢下部には2条の T葉さんと幽の沢へ行った時
全部で482段の下り線トンネル. 巨大な滝が掛かり、迫力満点. 泊った避難小屋は健在なれど、
途中まで行ってみたが..挫折!. 中は随分汚れていた...
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■残雪期の一ノ倉...’12.05.12
東京は超快晴だったが、やっぱり谷川はみぞれ混じりの雨と強風!.
湯檜曽で泊って、ついでに白ケ門にでも登ろうと思っていたが、幸か不幸か湯檜曽の宿は満杯!.
去年と同じく、U松の慰霊碑に寄ってから、谷川岳山岳資料館のK平さんとちょっと話した後、
旧道を幽の沢まで往復し、そのまま日帰りした.
・自宅〜関越・練馬〜途中1回休憩/2H〜水上IC〜資料館:約3H.
U松の墓碑 一の倉 デブリに刺さった大木
出合い附近は3m近いデブリで埋まり、雪崩で流されてきた大木が
側壁に突き刺さっていた.滝沢下部から上は、前日降った雪で白い.
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