二代目か?
”伊勢参り”のこと
えっせい
■プロローグ
「昔の東京人」に聞くと......”一生に一度は
伊勢参り”と言うコトワザ(?)があるそうだ.
なるほど、一生でなくてもお正月には、ワザワザ首相が
伊勢神宮へ参詣する.
しかし、伊勢神宮を始めとして、伊勢・志摩はこの所めっきり
”静か”になったと思う.
以前は、関西(大阪)、中部(名古屋)方面からの観光客が、
季節を問わずもっと多かった様に思うが、地元の人でさえ、
”静かになった”と、感じている様.....
阪神淡路大震災、ユニバーサルスタジオ、中部国際空港に
代表される中部圏の繁栄、etc.
色々原因はあるみたいだが、結局は「楽しい事は、ほかにも
一杯あるから」ではないだろうか?.
しかし、伊勢方面を故郷に持つ人間としては、静かになった
方がエエわ!.
さて、”えっせい”はここで終わり、話はコロッと変わるが...
東京から伊勢方面へ行かれる方がいらっしゃったら、
たまには新幹線や東名を使わずに、少し変わった
ルートはいかがでしょうか?.... と、言っても、
途中までは東名を走るんですが.
それは、「伊勢湾をフェリ−で渡るルート」です.
なに、そんなもん、俺は知ってるって!....モシモシ.
まぁ、そ−言わんと.
何しろ、運転がラク〜!、景色がいい〜!、安い(?)〜!.
...紹介させてぇな.
■ルートの概要
・東京→東名→浜松IC→1号線→浜名バイパス→
→渥美半島(42号線)→伊良湖→伊勢湾フェリ−
→鳥羽→伊勢
■最近このルートを走ってみたら:約6〜7H
・「用賀」から東名に入り、途中のドライブインで休憩
しながら(晴れたら”富士川PA”からの富士山が
素晴らしい眺め!)、浜松ICで下りて国道1号線.
しばらく、1号線を走ります.
・1号線から、自然に”浜名バイパス(無料)”へ入り、
車の極端に少ないバイパスを左に雄大な”遠州灘”
右に”浜名湖”を眺めながらの快適なドライブ.
→バイパスの途中から左に下りると、なんも無いけど雄大な
遠州灘の海岸へも出られまっす.
・そのまま行くと1号線で豊橋へ行っちゃうので、バイ
パスの途中の”白須賀IC”から42号線へ移り、急な
”潮見坂”を登りきるとY字になった「白須賀」交差点.
急角度で左へ、戻る様に曲がると、後は一本道.
細長い渥美半島の先っぽまで42号線(語呂悪し!).
車の通りも少なく、道は良いし左側へちょっと入ると
海岸で、至るところ特産のメロン、イチゴの観光農園.
最後に右側から山が迫って来て南国風になってくると
やがて「伊良湖岬」.標識に従いフェリ−乗り場へ.
乗船券購入には車検証が必要です.
・伊勢湾フェリ−は伊良湖〜鳥羽へ、約1H.
片道:約5〜6K¥(運転手含む).
通常は1Hに1本の運航ですから、ネットで時間を
調べておかれる方がよろしおすな−!.
伊良湖港を出てしばらく行くと、この航路の丁度
真ん中に、三島由紀夫さんの書かれた小説「潮騒」の
舞台になった「神島」があり、フェリ−はすぐ傍を
通るので、島の全容が見られます.
伊勢湾の入り口を横切って行くので、四日市港や
名古屋港へ行き来する船が多く、デッキに出て旨い
タバコを吸いながら、そんな船を見るのも面白いデス!
(船の特別室は、320¥で入れます〜).
最近、この伊勢湾入り口に”橋を渡そう”という運動が
ある様デスが(!?).
・紀伊半島の山々が見えて来ると、程なく鳥羽港.
港に着く前には、真珠の御木本幸吉さんで有名な
真珠島があります. さて、ここから後はご自由に〜.
「朝熊山ドライブウェイ」からの眺望を楽しんでから、
とか、二見ガ浦で「夫婦岩」を見てから、とか、どちらに
しても、国道23号線で伊勢市へ出られます.
また、東名阪自動車道へ続く「伊勢自動車道」へも
行けます.急がない旅でなかったら、いかがでしょうか.
さて....ダラダラ書いたけど少しは故郷のPRに
なったかな!?.
■参考:所要時間、距離、費用/16.11.16〜17
<時間>
:往き:自宅〜伊勢
・4:00 ・自宅/山手通り
:25 ・大橋JT/首都高3号線
:30 ・東京IC(用賀)/東名
=途中SA3ヶ所で休憩=
8:20 ・浜松IC/1号線
9:30 ・白須賀交差点/42号線
10:20 ・伊良湖フェリ−タ−ミナル
:50 ・ 発
11:45 ・鳥羽フェリ−タ−ミナル
:帰り:伊勢〜自宅
9:30 ・鳥羽フェリ−タ−ミナル
10:30 ・伊良湖フェリ−タ−ミナル
12:30 ・浜松IC/東名
=途中SA2ヶ所で休憩=
16:00 ・東京IC(用賀)/環八・甲州街道
:50 ・自宅
*帰りの東名では、”眠〃打破”が大変有効デシタ!.
<距離>
・東名IC〜浜松IC:230Km
・浜松IC〜伊良湖: 80Km
<費用>
・東名(往復) :11、060¥
・フェリ−(往復):10、190¥
同乗者1名 : 2、790¥
・ガソリン(ハイオク)
・往き:3,027¥/1号線・浜松附近
・帰り:3,440¥/東名・牧の原SA

19.03.12改
「浦神社」
・鳥羽港から”パールロード”を通り
約20分.麻生の浦大橋の手前に
ある、”目”の神様.
・後の大岩がご神体.
・拝殿の左の洞窟に澄んだ湧水
があり、これを飲むと目が良く
なると云う「目薬の水」がある.
↓
帰りのフェリ−から鳥羽のホテル街と朝熊山
”画面クリックで拡大”
文字どおり”ガキの頃”に走り回った森や泳いだ
川(はらい川)、実家の畑があってイモを作って
水あめに替えていた畑なんかが、今は史跡!.