自分で作った米を炊いて食べたい!と言う単純な発想から
始めた「米作り」です。「米作り」と言っても、広い田圃
での大規模農業なんていうのは、夢のまた夢。
やっとプランター2個分を確保して椎名誠風に言えば
「超小規模私的満足追求風米作り」で.
それでも手の平一杯のモミが取れました.....

■苗の入手
こればかりは、苗床の作り方さえ分からない自分には、どだい無理な話と、最初から諦め、
5月連休を利用して帰省した時、裏の田圃のプロから入手(10本も貰えば充分だったが、
5束も頂いて恐縮!)。

■田圃作り
何と言っても、米作りは土作りが基本…と、近くの園芸センターへ行って黒土、赤玉土、を
買って来て取り合えず、7:3で混合(この比率はかなりいい加減!)、ついでに元肥も
大量に投入。さて、水を張ってみるとなんだか感じが違う。田圃の土特有の、あのドロッと
した、それでいてサラッとした感じが無い!。少し黒土を増やしてかき混ぜると、今度は
さっぱり固さ不足と、ガキの頃のドロ遊び状態を続けて満足な固さになった時は、陽が傾
いていた.......

田植え
一番の楽しみは「田植え」。所詮、狭いプランターでは2列x4で一杯。そこを何とか
無理に3列x5でお願いして、狭いプランターに隙間無く、都会を象徴する超過密田圃が
出来上がった。しかし、それなりに水を湛え風にそよぐ苗を見ながら飲んだビールの旨か
った事!.まずまずの出発だったが、水の管理をどーするか!が課題。

維持管理
とに角、水を切らさぬ事が大切と、ひたすら根づくまでの間は水に神経を使いつつ、日当
たりも大事と太陽に合わせてプランターをあっちこっち移動。幸いにイモチ病やウンカなど
の害虫も出ず。唯一、家の猫が「吐き草」の代わりに出たばかりの稲の葉を食べるので、
「猫草」を買って来てそっちの方に気を逸らせる苦労はあったが、なんとか育ってくれた.
普通より遅く、穂が出てなんとかそれなりの形になって来たのは、9月頃だった!.

稲刈り
待望の稲刈りの時期が来たんです、やっと!。重く垂れる穂先....とまではいかな
かったが、黄色く実った稲の穂が風にそよぐ風情に田舎の田圃を思い出しながら、鎌ならぬ
「はさみ」で稲刈り(鎌なんか使ったら、文字通り、1回で稲刈りが終わりですから).
きちんと根元を縛って、田舎を思い出しつつ竿に干し、2束の収穫に乾杯!.

■脱穀と精米
干しあがった穂先を手でしごいて、「脱穀」は、あっという間に終了。これまでの苦労に
しては、なんだかあっけなく収穫出来ましたが、ここからが問題!。脱穀して「モミ」の
状態にしてから次の「精米」方法で頓挫!。なんと言っても、手の平に載るだけの量しか
無いので、これを白米にするには?.
田舎に問い合わせると”ビンに入れて箸で突つけばすぐ米になる”そうですが、今でも
モミの状態で保管中デス!.
東京で米作り
えっせい
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