”ガマ”のこと

どこから来たのか、いつ頃から居るのか分からないが、
庭に”ガマ”が住み着いてから、数年は経つ．

始めて見たのは、まだ、今の様に隣との境がきちんと
塀で仕切られていない頃だったから、多分、隣の裏庭に
住んで居たのが、越境して来たんだと思う．

小さい頃お袋に、”蛇は家の守り神だから手を出しちゃあ
あかんよ”と言われた事があり、”それではガマの場合は
ド−なんだろう”と思いながらも、ほっておいた．

　★お断りしておくが、私は、”爬虫類”は、大の苦手！．
　　　この写真だって、目をつぶって撮ったんです−．

ご主人様と同様に、家の猫どもも近寄り難いらしく、何に
でも手を出す”ちくわ”でさえ、やむを得ずそばを通る時
には、横目で見ながらオソル、オソル遠回りして通って
いた．ちょっとでも動こうものなら、もう大変な騒ぎ．
昼間そのお姿を見かけることは無かったが、夜遅く、道を隔てた隣の家に行くのを見た記憶がある．
どうも、夜、ご出勤されるみたいだった．

冬になると、庭のさざんかの下にキチンと丸まって、行儀良く越冬されておるので、”折角お休みの所
出て行ってくれ”と言う訳にはいかず、枯葉を上に乗せて合掌しておいた．

春先になって、通勤の路上にだらしなくなったガマが見られる様になった頃、さざんかの下を覗いて
みると姿が無い．ん、聞き分けのある方だと思っていると、隣のつばきの木の下で、何事も無かった
ヨ−な顔をして、ジッと座っておられた．

それから、今も、なぜかズッ−と住み着いて、いっこうにお引取り頂く気配がない．
今年は永いお付き合いだから、冬眠の時期になって誤ってゴミと一緒に出さない様、”お休み中です”の
看板でも出しておかなくちゃあな−．

追：１代目がお休み中の場所と、２代目の場所．．．．．．来春が”恐えぇ〜”．

二代目か？

■０５．３．１５

１代目がお休み中のところを覗いて見たら、いつの間にか、ここ１週間の”暖かさ”で、何処かへ
行ってしまわれた様です．
後には、冬の間寒かろうと掛けて差し上げていた葉っぱと、丸っこいウンチ！が残るばかり．
”よかった、よかった”、これで後は２代目のみ！．

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　．．．と、安心したのもつかの間、ふと隣のプランタ−の
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　隙間を見ると”手の平に載る様な小さな子供”が、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　寝ておりました！．

１代目、冬眠の跡

あんたは、
１代目の子供か？