14.1.17
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第145回 直木賞受賞作.

久し振りに面白い小説を読ませて貰った.


昔、大型水素エンジンの開発者でありながら、今は家業の町工場を
引き継いで、中小企業の経営者になっている”佃 航平”.

この航平に次から次へと降りかかる難題!.
下請けしているメ−カ−からの、突然の発注打ち切り.
それに加えて、ライバル会社からの特許侵害の賠償請求がなんと
90億円!.
その影響で得意先が離れていってしまい、売上げが低下.
逆転勝訴したものの、今度は従業員との軋轢が始まり...
最後は....国産ロケットを開発している巨大企業が、航平の会社
が保有するロケットエンジンのキ−デバイスの特許に絡んできて.

兎に角、次から次へと息もつかせぬ問題が、それぞれなんとなく
上手く解決されていく話の組立て方が面白く....


ついつい、480ページの文庫本を一気に読んでしまったノデス!!.

久し振りに、痛快な物語りでした...  
本あれこれ
池井戸 潤 著(小学館文庫)
下町ロケット