日本の情報サービス産業界に革命をもたらす
7つの真実
・世界はソフトウェアに依存している
・このままでは日本のソフトウェアはダメになる
・ソフトウェア工学で問題がすべて解決する
わけではない
・ウォータ−フォール・モデルはソフトウェア
開発に適していない
・優秀な人が優秀なソフトウェアを作る
・ソフトウェアの天才は身近なところにいる
・ソフトウェア産業を育てるのはユーザーである
−ブックカバ−より
最近、この種の本を余り読まなくなった.
理由は....ストレスが溜まるから!.
しかし最近出たこの本は、なかなか面白い本である.
小難しい理論を並べ立て、”結局のところ、わたしは
どうすりゃええの!”式の本が多い中、難しい事を
簡単に述べてその方向性を示唆しているし、ソフトの
生産性のみならず、今の産業界全般への警鐘も
含んでいる.
特に”ソフトは人間が作るもの!”だから、「経営者
はソフト屋にどう処遇すべきか」まで言及し、内容は
広範囲に渡り、興味深い.
私が”営業の時代”、隣の部署がSE部隊で、いつも残業、
休日出勤は当たり前の姿を見て、「彼らには一体、私生活が
あんの!?」と思っていたが、それもこれも、本書で言う、
”ウォータ−フォール・モデル”だったからかな!?....安易に判断するのは良くないが.
前川徹 著(アスペクト)
本あれこれ
ソフトウェア最前線