御宿かわせみの13〜29巻+読本!

相変わらず読むのが遅い.
が...やっと全巻読了!.

会社の先輩で、同じ”浅田ファン”のI谷さんから
全30巻イタダイたのが’05年の夏だったか.
30巻で、各巻:8話+α あり、全部で約250話.
山の行き帰りにザックから取出して、せいぜい、
1山行で1〜2話位しか読めなかったが、自分に
しては良く読み続けられたモンだ.
それだけ、それぞれの話しが面白かったからね〜.
(いつも、読みかけの部分を忘れ後戻りしていたが)
全部読んでしまったが、また最初から読み返しても、
多分、同じ感激を味わえるのではないかと思う.

主人公の神林東吾を取り巻く人々が、みんな人情に
篤い人ばかりで気持ちが良かったし、陰惨な事件を
解決しても、後味が悪くなかった.
1話終わるたびに、なにかしらホッとしつつ、心に
じ〜んとくるモンがあった.

行く末を心配していた東吾と”旅籠かわせみ”の女主人
”るい”も、第15話で周囲の人達に祝福されながら、めでたく祝言を済ませ、千春という子供も生まれた.
肩身の狭い部屋住みの身だった東吾も、かわせみの亭主+幕府の講武所の教授+軍艦操練所の
役に付き、忙しい立場ながらセッセと事件解決に飛び回る...忙しい男だねぇ〜.

東吾とるいを取り巻く人々がまたよかった.
親友で幼馴染の八丁堀定廻り同心:畝源三郎、将軍家御典医の息子で名医:麻生宗太郎との
ふれあいは羨ましい限り!.
二人とも永い付き合いでありながら、それぞれの領分を守りつつ東吾との関係を保ち続けて
いるのは、やっぱりオトナなんだね.

I谷先輩からは”読んだら、古本屋にでも叩き売っていいよ”と云われているが、これは全巻、
次の誰かに差し上げにゃ...
08.04.20
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平岩弓枝 著(文春文庫)
本あれこれ
御宿 かわせみ(13〜29巻+読本)