■極道放浪記@/殺(と)られてたまるか!
「私はいずれ有名中学から高校へと進み、
東大卒業と共に華々しく文壇にデビューする
はずであった.
だがしかし、何故か予定が狂った.
予定通りに有名中学に入った私はそのとたん、
ドロドロの不良少年に変貌し、すさまじい勢い
でドロップアウトしてしまったのである」
直木賞作家が、20代に体験した嘘のような、
本当の日々を顧みる幻の懺悔録!.
■極道放浪記A/相棒への鎮魂歌
「私は経済的理由によって本書を刊行する
訳ではない.
事実は小説より奇であると確信しているから
こそ、一人でも多くの方にこの有りうべからざる
経験記を読んでいただきたいのである.
どう考えても、私はこの書物の舞台となった
前後十数年の間に、三度は死んでいる」
直木賞作家が「殺られてたまるか」と、生き抜いた
経験を語る最後の懺悔録!.
−ブックカバ−より
浅田次郎 著(幻冬舎アウトロ−文庫)
本あれこれ
極道放浪記/@、A