■記事
前回、蕎麦粒山の稜線が雪だったので、長沢背稜上でビバークするのは寒いから、またまた三頭山方面に転進.
三頭山方面の県境は、鴨沢から開始(県境は、いつも気になっていた白い”仏舎利塔”のある大寺山を通っている).

奥多摩駅から、鴨沢西往きバスで鴨沢下車.
青梅街道から諸畑橋を渡り、多摩川右岸に移って
大成峠の登り口@へ.
ここは、多摩川・下降で来た事のある場所.そのまま湖岸の管理道を行くと大崩壊で通過は不能になる.
登り口から沢沿いに調子よく上がって行ったら、登山道が左のワサビ田で切れてしまった!.
元の沢へ戻り、かすかな踏み跡を拾って行ったがすぐそれも無くなり、沢に沿った潅木の急斜面になる.
落ち葉の積もった滑り易い急勾配を直登する事1時間、ようやく鹿倉山からの稜線に着く.
そこがどうやら
大成峠(附近?)だったA
大成峠から左に落ち葉の積もった稜線を行くと...な、なんじゃ、コレは!.これが
大寺山の仏舎利塔かB!.
巨大な塔は、全体を腐食防止の為かグラスフライバ−の上に白い塗料で覆われ、金色の仏像が四方に鎮座.
その大きさに圧倒されつつ2階部分のテラスを一周し、しばし休憩.

県境は頂上から真っ直ぐ小菅の旧青梅街道へ降りているが、街道の山側はコンクリートの壁になっているから、
ザイルでも無いと降りられない...で、稜線を辿るのは止め、仏舎利塔から金風呂(かなぶろ)へ林道を下る.
林道の脇には、仏舎利塔を建てた時の建設資材やブルトーザ−、工事小屋までが腐り果てて放置されていた.
林道がコンクリートに変わった三叉路(A点)で、右へ行くと大成部落〜旧青梅街道の余沢バス停.
地図には出ていないが、林道を左に下り、旧青梅街道の金風呂バス停に下りた.
通り掛ったおばさんに道を聞く.
対岸の、県境尾根の取り付きに渡る橋は無いので旧青梅街道をぐるっと迂回し、玉川バス停からキャンプ場を
通って県境尾根の支稜を登って行くしか無いらしい...
”ご苦労さんダネェ〜”の、おばさんの声を後に玉川バス停まで歩き、橋を渡った玉川キャンプ場で大休止.
今日中に三頭山を越えて数馬へ下りるには、数馬からのバス時間から逆算するとちょっと厳しいが、県境尾根の
稜線へ14時に着けばなんとかなるだろうと、
キャンプ場から立派な林道Cを登り始めた.

しかし、殆んど休まずに登ったものの....途中の
ワサビ田Dで時間切れ!!.
今日はここまでにしようぜと、のんびり玉川バス停まで下り、奥多摩駅へ戻った.
奥多摩駅舎の2階で、ササヤカに打上げして終了.

ま、懸案だった大寺山の通過と、白亜の仏舎利を拝んだから、今回はいいとするか...
D
C
B
A
@
行程記録
歩行時間 :約4.5時間
歩行距離 :11.5Km(万歩計)

・主要地点の時間

   8:45 JR奥多摩駅(バス)
   9:20 
鴨沢
    :25 諸畑橋
    :40 大成峠の取り付き
  11:00 大成峠
    :10 大寺山/仏舎利塔
844m
    :25   発
    :50 大成部落の林道
  12:05 金風呂バス停/
旧青梅街道
    :20 玉川バス停
    :30 玉川キャンプ場/昼食
  13:30 林道終点
    :45 
玉川上部ワサビ田900m
  14:20 玉川バス停
    :52   発
  15:35 JR奥多摩駅

メンバ−
  T下、F井

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08.12.08
J鴨沢〜玉川・上部

山の日記

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