サービス員の時代
”鉄”は男の仕事
”鉄は男の仕事”.
これは、千葉にある某鉄屋さんの担当者から教えられた言葉.

右のイラストも、鉄屋の象徴である”高炉”のバナ−を捜したんだが、
手持ちのリストには無かったので、やむなくこれで我慢して頂く!.
もし、このページを見ていたらご勘弁を!......H間係長.

世界最大級の高炉の建設で、社内検査を含め、現地での納入調整
まで、多くのサービス仲間と参加した思い出のJOB.
工場が大きいだけに最大規模の計算機システムが入ったし、お客様の担当者も、I村さんを
始めとして、そうそうたるメンバ−.
社内検査の時から、既に古くからの知り合いみたいに仲良くして頂いた.

ここの計器室に入ると、延々とパネルが並び、高い所にあるから、眺めの良かった事!.

超近代的な計器室には、なんと「カナリア」が飼われていた!.
当然の事ながら、高炉から出る、致死性のガスをいち早く検知するシステムは充分完備されていたが、
その象徴であるカナリアを計器室に飼うところが、常に原点を守る鉄屋さんらしい.

火入れの時、万一の事を考えて計器室で待機していると、わざわざH間さんが来られ、
    「そんな所にいないで、こっち、こっち.....」
と、式場に引っ張られたあげく、みんなしてこもかぶりの樽から枡酒をなみなみと頂いてしまった.

I村さんに「一度でいいから、高炉の上に上がりたい」と無理なお願いをしていたら...
    「F井さん、今日は風向きがいいから.....」
と、念願叶って上がらせて頂いたのもここ.
専用エレベータで上がると、いままでCRTの画面でしか見られなかった”サウンジング”の大きな
シリンダ−が、目の前で動いていて.

”鉄は男の仕事”の実感を、しみじみ感じたひとコマでした.
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