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入社試験(筆記+面接)は、名古屋駅近くの、会社の支店でした.

筆記は、専門の基礎的な内容でなんなく済んだのですが、その後の
面接は本社から出張して来た人事担当者と支店長.
しかも、面接の順番が、10人ほど居た受験者のトップ!.
   ・受験者の内、私の出身県では私一人だったので、どうも”先に済ませちゃおう”だった様です.

学校で教えられた”面接の心得”では、

   1.呼ばれたら、ハイと返事してドアをノックし...
   2.入室する時は、面接官に一礼...
   3.指定された椅子に座る時も一礼して....
   4.以下....
でも、呼びに来た人事担当者の”1番の方からどうぞ”のお言葉から、なんとなく
流れでその人にくっついて行ったので、1〜3が無くなって4から始まってしまい、
心の準備も出来ないままに終了!.うん、こりゃ−ダメかな?.
でも、数週間後、人事担当者がはるばる自宅まで”2次面接”に来られ...
    ・後で、自宅の最寄り駅周辺のお店の人が”あんたの事色々聞いてったよ”と云って
     いましたから、当時は、家庭環境の現地調査までやる時代だったのです.


その後、採用決定の電話が来、希望通り”東京本社・勤務”の正式な採用通知も届いて、
同封されていた会社案内や独身寮・入居心得なんかを見ながら、東京での新しい生活に
夢を膨らませていました.
でも、名古屋勤務だと思っていた母は
、ひとりで息子を東京へ出す事が心配だったのでしょう.
出発の朝、長い道中お腹が空くだろうと、田舎あられを煎りながら泣いていた母の姿が、
今でも目に浮かびます.
新入社員の時代
プロローグ