サービスセンターの時代
”クレーム”のこと
センタ−では、随分「クレーム対応」をした.
おかげで、お客様には申し訳なかったが、クレーム対応の「プロ」になった.

大体、80名に近いメンバ−が、毎日、点検、巡回、調査、トラブル対応などに
動き廻っているのだから、”人が動けば何かある!”.
柳田邦男さんの「事故調査」や「死角/巨大事故の現場」を読むと、ヒューマン・エラー
の記述が多いが、やはり人が動けば何かある....ので、ある.

特に、夏場の点検シーズンに入ると、夜遅くまで作業するので定時には帰って来ないし、
人数が足りないから、土地感の無い他のセンタ−からの応援者もいる.
いくら、朝会で口をすっぱくしてクレーム未然防止をしゃべっても、作業に立ち合って
いないのだから、現場は任せるしかない.
計算機のサービス技術者は、まだ、冷房の効いた計算機室で作業出来るが、炎天下に
外で作業するメンバ−は、1日で作業服がベトベトになる位汗をかいて帰って来る.
仕事とは言え、厳しい現場作業が3ケ月続く.

     「入門証」を返さずに帰った、ドアの開け閉めが悪い(どー云う、教育してるんだ!)、コネクタ
     の挿入不良で入力信号が入って来ない......
     クレーム対応は、兎に角”迅速性”が必要、翌日に持ち越したりすると「なんで、昨日来なかった!」と、
     それだけでクレームが倍加するので、すぐ飛んで行った.
     一度、夜遅く帰る途中の大崎駅でポケベルが鳴り出し、慌てて閉まり掛けた電車から飛び出して
     電話を探しに走った事も.

個人的な考えでは......
お客様との信頼関係のある所からは、クレームは出ない!.
また、”クレームは、お客様との信頼関係を作るチャンス!”、でもある.

結局、お互い人間なのだから......

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