TOP I BACK
営業と云うのは、受注に成功して初めて結果の出る職業であるが.....

地方の代理店さんは、何といっても製品主体の営業部隊だから、
数十万¥/1件 のSV契約には、余り乗り気で無い.
結局、定期巡業して一緒にお客の所へ行き、拡販するしか無かった.
同期のK藤が拡販Gr長だった頃は、彼には申し訳なかったが、
上からの圧力は彼に頼りっぱなしで、地方出張が多かった.
地方に行くと、おのずからホテルは”定宿化”する事になる.
東京に帰ってみんなで飲みに行くとホテルの話になり、あそこは
安くて設備が良いとか、何回か泊まると1割引になるとか、情報交換する.
そんな席でTちゃんが、昔、部屋で寝ていて”金縛り”に遭った話から発展し...

「ホテルの部屋へ入ったら、私はまずコレをやるんです!」
と、云い出した.それは、
「どんなホテルでも必ず部屋の壁に絵が掛けてあるが、部屋へ入ったらまずその裏をめくって、
 おフダが貼って無いかを確認するんデス!」
その理由は、
「その部屋で泊まった人がハカナクなった場合、ホテル側がおフダを部屋の分からない場所に
 貼って”お清め(除霊と云うか?)”しておくのが常識なのデス!」
その話を聞いたみんなが、次から壁の額縁の裏をチェックしたのは云うまでも無い!.

暫らくしてまた飲んだ時...
「Tちゃん、あちこちホテルに泊まったけど、おフダなんて無かったよ〜」
と、誰かが云うと、
「ベッドの裏に貼るホテルもあるみたいだ!」
で、またみんな一斉にベッドの裏のチェックもする事に(忙しい〜).

幸い私の場合は、額縁の裏も、ベッドの裏も、おフダにお目にかかった事は無い.,,

追:部屋へ入ったら何をするかが話題になった時、
  ”俺はまず、スッポンポンになって翌朝までそのままで過ごすんだ”と、云ったものだから、
   ⇒ F井さんの泊まったホテルにはだれも泊まらない! と云う事になった.
営業の時代
ホテルの部屋で