新入社員の時代
”下宿生活”のこと
独身寮を1年で出て会社の近くに下宿したのは、同期の仲間もちらほら寮を
出て行く時期でもあり、そろそろ一人住まいがしたかったのと、やはり、会社に
近い便利さだったからでしょうか.

幸い、適当な下宿が見つかり、初めての一人住まいが始まりました.
場所は”玉川上水”がすぐそばを流れる木造2階建ての1階.
1階だけで6室ありましたが、おかしな建て方で、部屋の広さが全部違います.
3畳〜5.5畳まであり、空いていたのが4.5畳(半畳は押入れ)の”北向き”の
部屋/どうせ帰りは遅いし、休日は山へ行っているから、ま、いっか!.
トイレも台所も洗濯する場所も、み〜んな共同/どうせ外食だし、下着以外は
洗濯屋に出すからいいや!、てな調子で決まりました.
 ⇒しばらくして対面の南向き5.5畳が空いたので、そっちへ移りましたが....

同じ階の”仕切り屋オバサン”と上手くやっていけば、まず問題のないスタートでした.
会社まで自転車で5分だし、朝昼夕と会社の食堂を利用し、忙しくなって残業が続いても、時間を
気にしなくて済み、山の打合せを下宿でやることも多くなって、文字通り”青春を謳歌”していました.
4畳の部屋で狭いといっても、テントの中と較べれば気にならず、岩登りの道具を所狭しと壁にぶら下げ、
5年近くの、大変気分のいい生活でした.

なにしろ駅に近く、便利がいいので、田舎から親戚が出てくると必ず泊まるし、最後には同期の友達が
彼女を連れて来たり、その同期の田舎の友人が来たりして、結構、賑わいました.

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高校生だった下宿の大家さん
(K山さん)の息子:K男君と.
奥多摩:鷹ノ巣山にて(3月).
跡取り息子だったから、感化
されて山に夢中になるのでは
と、奥さんはさぞ心配だった?
だろうね〜.
■ン十年ぶりの邂逅/13.3.7
 山岳部のA住が、たまたまK男君と三鷹:Y一で飲み仲間だった事から
 ン十年振りに、お世話になった下宿のおばさんとお会い出来る事に!.
                :”振り込めサギ”と間違われない様注意しつつ、事前に電話.
 で、当日...
 5年も通った玉川上水に沿った道なのにすっかり様変わりしてウロウロ!.
 昔の記憶を頼りに行くと、遠くで懐かしい顔が出迎えて下さってた!.
 お互いにもぅすっかり歳を重ねたのに、お会いした瞬間からン十年の歳月
 はパァ〜と過ぎ去り、青春時代に戻って時間を忘れた...
 当り前だが、下宿を出てからお互い随分色々な出来事があり、話は尽きず!.
 今も現役で不動産関係の会社を経営されており、全く歳を感じない、昔と
 少しも変らない若々しい立ち振舞いに安心...やっぱり女性はすごいわ!.
 ”P・P・K”で頑張ろうね〜を最後に、何時までも会社の前で手を振って
 くださる姿に別れを告げ、帰りました...

 おばさん、何時までもお元気で....またお会い出来る事を祈りつつ.