営業の時代
”営業らしくない営業”のこと
某月某日、かってサービス員時代から、営業推進になるまでお世話に
なったガス屋さんの部長とお会いし、一献傾けさせて頂いた.

サービス員時代に、千葉の工場で会社として最初の「計算機の環境
診断」をさせて頂いた時の担当の方.
その時は、自分が”一”サービス員である事を忘れ、「技術屋魂」を
発揮してしまったが.....

営業推進になって、サービス商品のご説明に本社へ伺った時から、
再度の関係を復活させて頂いた.
きちんと論理立てて、こっちがここは余り突っ込んで欲しくない所を、実に的確に指摘されるのは
かつての”T村組”の組長と同じ.私は、もう始めから諦め、全てあからさまにして本音でお話しした.
(しかし、かえってその方が自分も楽だった.”仕事で殺される事はねぇわ!”が持論?だったから)

「診断」関係の仕事を頂いて、そのお礼に伺った事がある.
担当の営業を連れて二人で行くと、丁度外出中で、ご不在.
部下の課長さんにお会いしたら、なにやら書類の様な物を持って来られる.
また何か買って頂けるのかなあ〜と揉み手をしつつ見ると、それは先の診断の見積書.
「F井さん、それ見てなんか気付かない?」.
同行の営業と二人でシゲシゲと眺めると.....数字が一つ不足して”私でも払える金額!”.
「ありゃ、こ・これは!」と、思わずドモリながら営業と顔見合わせ、
「すんません、部長には内緒にしといてください (後で、なに言われるか分からんから) 」
 ⇒ 営業が、慌てて、その場で数字に○を付け足した.
(先日お会いした時も話題に出なかったから.....結局バレてなくて良かった!)

この部長さんとは、サービス商品の説明で、大激論をしてしまった事がある.
折角、全工場の担当者を集めて頂き、説明会の形式でご説明したが、どうしても根本的な部分で
噛み合わず、二人だけで2時間近くも討論してしまった.
(結果的に言えば”お客様とメーカ−”の、立場の違いだったが....)
しかし、最後には「サービスも、独自で飯を食って行かなければならない事情」をご理解頂いた.
その後伺っても、この事が後に残っていなかったので、一安心した.
(”出入り禁止”なんていうお客様も居られたから.....私ではありませんが!)

永く、お付き合いをさせて頂きたい、お客様のお一人である.
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