私が会社の山岳部へ入った頃、春、夏、冬の合宿前には、
会社の敷地内にあった”クラブ”で「低地合宿」がありました.
和室の部屋に5日間位寝泊りして一緒に生活するのです.
部員は、就業後はそこへ集まって陽のある間はグランドで
トレーニングし、夜は山の気象やザイルワーク、地図の
読み方などを先輩から教わり、また、合宿で行く山域の
勉強会、装備・食料の計画などを、メンバ−でたてます.

そんな低地合宿では「山の歌」の講習会?もありました.
”歌唱指導”の先輩が、山の歌を教えてくれるのです.
しかし、歌集なんか無く、口伝えデス!.

”山の歌”は、誰でも知っている「雪山賛歌」や「山の友よ」
などのポピュラ−なものから、「ダンチョネ節」の様に、
”あの先輩の節が、正調ダンチョネ節なのだよ!”と
云われる様な、新人にはちょっと難解なものまで.

山の歌がどうして必要かと云うと、冬山などで吹雪かれ
停滞した様な時、沈みがちな気分を吹き飛ばしてくれる
からで、これは結構大事なものでした.
若い部員が入って来ても、懇親キャンプや道具祭りなど
では、必ず山の歌が出ました.

その頃、部の中心メンバ−だったK田やK原などが作って
くれたのがこの「歌集」です.
手書きの110ページにもなる歌集ですが、大変味があって
今でも大切に持っています.
その頃のメンバ−が会社の三鷹寮に入っていた為か、
ちゃんと自作の歌も入っています.歌詞の三番は、
当時の彼らの心情を謳ったのではないかと思います.


■歌集の中から、代表例を”You Tube”で....

雪山賛歌  
いつかある日 
しゃれこうべと大砲 



その他はココ!.

山の歌

山の日記
山岳部の歌集
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