2月に本仁田山から花折戸尾根を下った時、御岳の裏参道
方向に、きれいな三角錐の山があり、S島に聞くと”城山
との事.
山の麓にお墓が一杯並んでいるのが気になったが、「次は、
あそこへ行こう!」という事で、3月の奥多摩はこの山に
なった.

■コース
 ・鳩の巣 ⇒ 登山口 ⇒ 鉄塔 ⇒ 城山 ⇒ 大楢峠
  裏参道 ⇒ 鳩ノ巣


青梅の町を過ぎると、山は”杉花粉の素”で、真っ赤!.
しかし、S島もF井も、いまだに花粉症のカケラも無い.

10時15分、鳩の巣駐車場に車を置いて、多摩川を雲仙橋
で渡り、車道を少し歩いた真竹の林のある小さな石段の
登山口に着く.
道標が無いので、S島に言われなければ分からない登山口
だった.ここからは、ズッと、展望の無い登りが続く.
3月中旬なのに、寒波の襲来で登っていても”寒い!”.
2ピッチ目ぐらいで左に「越沢」への分岐を過ぎ、やっと第一目標の送電線の鉄塔に到着.
”800mぐらいの山だから、多分、雪があるだろう”とピッケルを持って来たが、雪のカケラしかない.
ここからまた、全く展望の無い杉林を登って一汗かくと、ようやく頂上の一角に出て、どこかの
奇特な山の会の標識があり(頂上と間違った!)、やっと着いたかと大休止.
(しかし、本当の頂上の三角点:760mは、ここから20mぐらい先に行った所だった...).
取りあえず、S島と、登頂の握手!.

ニセ頂上で休んでしまったので、本当の頂上は写真だけ取って通過し、大楢峠へ向かう.
大楢峠からどこへ行くか、議論しながら歩く.
”裏参道から御岳の紅葉屋でそばを食う・海沢へ下る・越沢へ下る・etc”.
結局、F井の”昔よくかよった越沢バットレスが見たい!”の意見が通り、越沢へ下る事になる.
大楢峠で、やっと昼飯.
奥多摩を歩き尽くしているS島に、鍋割山へのバリエーションルートの登り口を教えて貰ったり、
六つ石山方面を眺めたりしてのんびりし、いつも寄るコンビニで買ってきた好物の”6色一口寿司”
を食べ、ガスで沸かした熱い紅茶を飲んで出発、裏参道へ入る.
裏参道は、さすがに、いにしえの御岳講を偲ばせる天保時代の道祖神が方々にあり、この道の
通であるS島が解説してくれるので、楽しい.
F井は、昔この道を通った時に”奥多摩の廃屋を借りて住んで見たい”と思うキッカケになった廃屋は、
無残に朽ち果てて見る影もなくなっていた!(ガックリ).
下る途中で、越沢側に”頂上に東屋のある小さな岩塔”を見つけたが、二人の間でまた揉めた.
F井は、”あれが越沢バットレスの上にある東屋”だと力説するも、S島は、もっと上流の方だと云う.
−改めて、また来よう−と云う事にして、決着.
鳩ノ巣の町の見える分岐でまた休んでから「坂下」へ下り、今朝取り付いた城山登山口の横を通って
鳩ノ巣へ戻った.

鳩ノ巣駐車場:14:30着.
  

城山

山の日記
”寸庭”から見た城山
稜線の切れた所が、送電線の鉄塔
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