入社して、すぐ会社の山岳部に入部しましたから、
自分の場合は、山岳部の先輩、後輩が”山仲間”
と、言う事になります.
職域の山岳部と言うのは、当時騒がれた”大学の
山岳部”とは異なり、いわゆる”しごき”はありません.
しごきより、”しつけ、伝統、自律”が重要視されて
いました.
入部した時に貰うワカンマークのバッチの裏に刻印
された通し番号(バッチNo.)で、先輩/後輩の順列
が決まるものの...みんな”仲間、同志”でした.
山の仲間
山の日記
OB/YB懇親キャンプ
冬山合宿の前は、富士山西面で雪上トレーニングを行いますが、帰りは、合宿のシメとして富士吉田駅まで
歩きます.この延々と続く長い道では、よく大学山岳部のパーティと行き交いました.新人は、頭を越す様な
キスリングの上に、さらに鍋・釜を積み上げ、先輩らしき小サブザックを背負った人物に、追い立てられる様に
走らされていた光景をよく目にしました.文字通り「土煙り」をあげて走り去る彼らを見て、「ヒマラヤにでも連れて
行ってくれるんなら、我慢するけどな−」と言うのが、彼らが去った後の、先輩リ−ダ−の弁でした.
我々の場合は、トレーニングといえど、先輩も後輩も、新人も旧人も、みんな同じ重さの荷を分担し(時には
先輩の方が数段重いザックを担ぎ)、違いがあるのは、経験から来る個人装備の重さだけでしたから....
社会人の集まりである、職域山岳部の特徴かも分かりません.
セピア色のアルバムから
入部(入社)した年の5月、道具祭で奥多摩の鷹ノ巣山
集中登山.新人なのに訳も分らず、沢登りで水根沢から.
部員は80名以上/会社近くの八百屋の兄ちゃんまで
準会員で.入部同期6人で残ったのはK木と2人だけ.
◆山岳部現役での活動は、この山行から12年間でしたが...
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