06年に多摩川を河口の川崎/浮島から遡行した
ので、今度は源流から河口まで歩いて見ようと
考えた(これで多摩川の往復が完成!).
で...3回目の笠取山へ登り、水干沢を下る.
季節は春.
冬眠明けで、穴から出て来た”熊”が、お腹を
空かせているだろ−な−?.
■行程と記録
7:50 ・作場平口
8:10 ・一之瀬川出合い
:20 ・ヤブ沢分岐
:50 ・ヤブ沢峠
9:05 ・笠取小屋
:15 ・小さな分水嶺
:35 ・笠取山(山梨県側)
:40 ・ 〃 (埼玉県側)
:55 ・水干
10:10 ・下降開始
:25 ・登山道の橋
11:10 ・ 〃
:40 ・一之瀬川出合い(昼食)
12:05 ・出発
:15 ・作場平口
自宅を4時半に出たので、青梅街道は空いていた.
吉野街道のいつものコンビニで昼飯を買い、後は
一気に作場平口まで3時間半のドライブ.
登山口の駐車場には車が3台で人影は無し.
沢登り用のフェルト靴と昼飯、さらにコップ+登山ナイフの特製熊除けをザックにぶら下げて出発.
途中1回も休まず1時間でヤブ沢峠に着き、そのまま林道を辿って笠取小屋へ.
ここで初めて赤シャツの登山者に会う.
笠取小屋を過ぎると期待通り?、登山道横の一抱えもある木に真新しい熊の爪跡があった.
(水干の近くにも木の皮を喰った跡が残っていた)
小さな分水嶺を通り、笠取山の急斜面を登り切って山梨県側の頂上.
1昨年来た時は無かった標識が立っており、最近降ったらしい雪が残っていた.
ここまで2時間、ガイドブックでは3時間の行程だが、単独行では休む気にならないからね〜.
埼玉県側の頂上を廻って水干へ行く.
水干へ3回来て、やっと源流の岩穴から落ちる水滴ポタリを見る事が出来た!.
フェルト靴に履き替えて、石垣から下降を開始.
少し降りると、多摩川の源流らしいドクドクと流れる湧水が....無い!.
去年の台風で水場が崩れてしまったらしい...はや、前途に暗雲が.
果たして、沢を下り始めると至る所倒木で、沢下りならぬ倒木下りになる.
ウタノ沢、黒エンジュ沢の合流点は分かったが後は良く分からず、とにかく下降.
所々沢床が現れるものの、沢の大半は倒木で埋まり、熊も恐えぇが倒木も酷いしで
全く休み無く下り続け、遠くに今朝通過した一之瀬川出合いの橋が見えた時はホッとした.
出合いのベンチで昼食を食べつつ登山靴に履き替え、10分程歩いて作場平口.
この後、多摩川復路のために、”源流の道”から一之瀬に出て、二之瀬の林道まで往復.
それにしても水干沢/一之瀬川は、倒木の無い時遡行しておいて良かった....
08.05.16
水干沢(みずひさわ)の下降
山の日記