”御前山”のカタクリ

山の日記
05.04.27
ン十年前、御前山手前の惣岳山でカタクリの大群生地を見たので、今年は
ドーカ?と、御前山へ行く事になった.
久し振りにT樫さんの参加を得て、T樫・S島・F井の懐かしいメンバ−で
出掛けた.

■行程 奥多摩周遊道路/月夜見第二駐車場 ⇒ 惣岳山 ⇒ 御前山(往復)

当初、惣岳山へは奥多摩湖管理道路を通って、桜が満開(の筈?)の、昔の
登山道から大ブナ尾根を登り、帰りは小河内峠から奥多摩湖へ下りるオート
ルートを取る事になっていたが、ダムの駐車場で車を停め、御前山方面を
眺めている内に”高低差の少ない奥多摩周遊道路から行くベ!”に衆議一決.

奥多摩周遊道路は、平日だと云うのにローリング族が一杯だった.
月夜見第二駐車場から快晴の奥多摩の山々を眺めながら、11:00出発.

いきなり”下り”が始まる.
小河内峠までは、雑木林が続いて眺めは悪いが、気分の良い防火帯の切り開き
が続き、ほとんど休まずに約1時間で懐かしい小河内峠!.
しかし、昔、ワラビが群生していた明るい草原はヒノキ?の森に変わり、面影は
全く無し.なんとなくガッカリする.
小河内峠からは小さいピークが乱立しているが、全て巻き道が付いているので
文句なしにそっちの方を歩く.
おっ!、これは「ヒトリシズカ」ではないか!、これは花は一つだが「ニリンソウ」
ではないか!と、S島の云うがままに後の二人はきれいな野草を楽しみながら
ピークを巻いて行くと、登山道の左右は「カタクリ」の群生地になった.
しかし....花が極端に少ない!.
ま、惣岳山の方には群生してるだろうと思いながら、下りてきた女性に様子を
聞くと「今年はカタクリが少ない」との事.
カタクリの大群落を期待していたが、S島の話でも”花が咲くまでに8年掛るし、
その年にならないと分からない”そうだ.
取り敢えず、一汗かきつつ惣岳山に登り、少しだらだら下りて、途中、遠く富士山を眺めながら御前山へ.
快晴の頂上(1405m)は登山者で、溢れていた.
しかし、”60歳以上の人この指とまれ!”と声を掛けたら、たぶん、そこにいる全員が指にとまる...だろう!?.

頂上からすぐ引き返して惣岳山へ戻り、大ブナ尾根から登って来た女性の3人パーティに花の様子を聞くと
やっぱり「今年は、少ない〜」.
それでも惣岳山から少し大ブナ尾根を下り始めたが、最後の急坂の上まで来た時には”また来年来ようヤ!”に
衆議一決していた.
惣岳山から少し下りた気分の良い雑木林で、大休止し、残ったコンビニ食を平らげ、もと来た道を月夜見第二
駐車場へ.最後の階段の急坂を上りきると、目の前に車が待っていた(楽!).駐車場着:14:30.
往復:3時間半で駐車場に戻り、帰りは奥多摩周遊道路を五日市へ下って、五日市街道、青梅街道、新青梅街道、
と順番に二人と別れて帰った.

なお、「カタクリ」の花言葉は...
”嫉妬・初恋・寂しさに耐える・情熱”だそうである.今回の3人に合ってるかどうか?.
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